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補綴術式マニュアル

カラーコードについて
補綴コンポーネント チャート
補綴・技工器具
チェアサイドでのアバットメントの形成手順/印象採得手順
カット限界の目安
鋳接操作

カラーコードについて - SwishSystem -

コンポーネントや専用ツールの選択を容易にするようカラーコード化されています。

 

補綴コンポーネント チャート - SwishSystem -

 

補綴・技工器具 - SwishSystem -

1.25mmヘックスドライバー

先端が1.25mm径のHex(六角)。頭部に4mmスクエアを有し、トルクレンチとの併用でコンポーネントの最終締結に使用(右端はコントラ用)。
ヒーリングカラー、印象用トランスファー、各種アバットメント、可撤式用コーピング等、あらゆるパーツの着脱に使用。
患者の開口度や、隣在歯の存在により長さを選択。 

 

レンチ器具 

アバットメントホルダー

先端にインプラント(またはアバットメント)アナログを連結し、さらにその先に形成・研磨するパーツを装着して操作する。
パーツの摩擦熱から手指を守り、パーツの紛失も防止。さらに連結部を保護しての作業を可能にする。

 ボールアバットメントツールセット

ボールアバットメントを使用する際に、そのフィメールの操作に使用。
① ナイロンライナーをメタルハウジングに挿入するツール。
② ナイロンライナーの内面をリーミングし、ボール把持力を調整するツール。
③ プラスチック製のボールパターン(他社製品)をヘーダーバーパターンに取
り付ける際に使用。サベーヤーに取り付けて操作。

 

チェアサイドでのアバットメントの形成手順 - SwishSystem -

 

 

印象採得手順 - SwishSystem -

 

カット限界の目安 - SwishSystem -

 

鋳接操作 - SwishSystem -

■STEP 1.作業模型の製作

通法に従い、アナログの植立された作業模型を製作します。

 

■STEP 2.作業模型の製作

金合金ベース(金60%、パラジウム20%、白金19%、イリジウム1%)とプラスチックシースで構成される鋳接用パーツを、付属のスクリューにて作業模型のアナログに装着します。対合歯とのクリアランスや傾斜角度による調整が必要であれば、プラスチック部分の削合を行います。ただし、最終的な補綴物に強度を持たせるよう十分な厚みは確保します。
さらに、プラスチック部に直接ワックスアップを施し、メタルフレームとなる形状に仕上げます。その際に、プラスチックシースと金合金ベースの境界をワックスにて覆います。また、金合金ベース上には陶材が焼き付きませんので、陶材で前装する場合は必ずワックスで覆う設計にします。
プラスチックシースの高さ以上に成形する場合は、ワキシング用の長いスクリューをスペーサーに使用し、ワックスパターンを延長します。

 

■STEP 3.スプルーの植立

メインスプルーをパターンで最も厚い部分に取り付けます。
さらに、補助スプルーを金合金ベースとプラスチックシースの境界線付近に、反対側にベントを取り付けます。(下図)
ベントの設置はガスの逃げ道として機能し、鋳造の際に合金の流れを助けます。

金合金ベース基底部のヘックス周囲に薄くワックスの層を築盛します。この層は焼却時の埋没材の熱膨張からHex部を保護し、さらに鋳造物の取り出しも容易にします。注意:基底部のヘックスに金属が鋳込まれないよう、必ずパターン部とワックスで繋げずに仕上げます。
鋳造後の取り出し時、あるいはスプルーカットの際の損傷を防止するため、リング内に複数のパターンを植立することはお勧めしません。

 

■STEP 4.埋没・焼却・鋳造

気泡が付着しないよう十分注意してパターンを埋没します。埋没材は高温鋳造に適した、リン酸塩系材料を推奨します。
パターン上のプラスチックやワックス、またはレジン材料が残留なく焼却されるよう、埋没材メーカーの指示に従います。
焼却は2段階加熱法で行います。
注意:鋳造温度は1288℃を超えないようにします。
トーチを使用しての鋳造においても、上記温度以上に加熱しないよう十分に注意してください。
メタルメーカーの指示に従い、鋳造を正確に行います。
鋳造用合金と陶材選択に関係する金合金ベースの熱膨張係数は、11.9のx10-6/℃(25-500℃)です。
鋳型が冷めたら鋳造物を取り出します。

 

■STEP 5.鋳型からの取出し・埋没材の除去・調整・研磨

鋳型からの取り出しは、鋳造物に損傷を与えないよう十分に注意を払って行います。埋没材の除去には、一般的に陶材焼付用合金に使用する溶解剤も有効です。
取り出した鋳造物を、アナログに装着します。連結したアナログを専用ホルダーに取り付けると、調整・研磨の際のハンドルとなります。
また、変形させてはいけない連結部を保護することにもなります。

 

■STEP 6.補綴物の完成

陶材焼付を行う際は、陶材メーカー指定の方法と温度設定に従ってください。
陶材は、鋳込んだ陶材焼付用合金上にのみ築盛します。
特に歯肉に接する部分の金属面は、通法に従って高度な研磨を施します。
注意:下部構造(インプラント、またはアバットメント)と接触する面は研磨しないでください。

 

■STEP 7.補綴物の装着

1.25mmのヘックスドライバーを用いトルクレンチにて30Ncmのトルクで下部構造に装着します。

 

 

 

 

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